こんにちは。福井県敦賀市 イワイガラスの5代目 岩井達也です。
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リフォームしてみたら内壁の奥が水浸し
青年会議所の先輩からお電話がなり、
「リフォームしていて、壁を解体したら石膏ボードの裏側が湿ってカビだらけで。雨が降る日は窓の下が水浸しになるくらい染み込んでくるからなんとかしてくれ」
ってお話をいただきました。
その窓はこんな感じ。
築数十年の鉄筋コンクリート造の家。この家はほとんどの窓の下がこうやって飛び出した形状をしていました。この頃流行った形なんですかね?なんの為にこんな形をしているのか理由はわかりません。
先輩、こりゃ雨降ったらそのまま受けちゃって染み込んじゃいますね、って説明をして、コーキング打ち替えて水切り付けちゃいませんか?って提案をしました。下の図のようなアルミ製水切りをそれぞれの窓に合わせて作成。1か所ずつ微妙に出幅も違ったので7種類の水切りを作りました。
施工をしたのが梅雨入り前。同時進行でリフォームは進んでいたのですが、窓の下だけ石膏ボードをはがせるような状態にしていただき、クロス仕上げをせずに様子を見るてもらうことにしました。
一旦写真のように古いコーキングの打ち換えをさせていただき、
図面のような水切りをビス止め。
そのビス頭の目地をさらにコーキング。
コーキングってどこでも打てばいいってもんではなくて、万が一入ってしまった水が逃げてくれるようにしなくてはいけないですし、空気の対流が止まるような打ち方もよくありません。
古いコーキングを切っていて気づきましたが、こちらの場合は後からいろんな所をコーキングしていて逃げ道を塞いでいました。
打たない方がいい箇所のコーキングを切ったらジワっと水が出てきたので。
それだけが原因とは言えませんがねー。うちも気を付けないといけないなと思いました。
梅雨が明けるころに確認してもらいましたが、水が浸入した様子はなかったそうです。今の時代はこういった理にかなわないデザインは減っていると思いますが、30年、40年経っても弱点が少ない家づくりをしていかなくちゃいけないですね。