モーレツに
目がかゆい。
こんにちは。福井県敦賀市
イワイガラスの5代目 岩井達也です。
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花粉症の皆様、ツライ時期が来ましたね。目ん球取り出してタワシでゴシゴシしたいですよね。ツライけどがんばりましょうね。
サッシの下枠から雨が吹き込むというお問合せ
またまたブログは昨年の台風に関係する内容です。
「風が強い時にサッシの下のほうから雨が吹き込むのでなんとかなりませんか?」
というお電話を昨年の台風以来よくいただくようになりました。風当たりの強いマンションの上階にお住まいの方から多くお電話や相談をいただきます。
この件でお悩みの方、たくさんいらっしゃると思います。回答まで長く引っ張っても仕方ないので、先にお答えしますが、現状のサッシのままで雨水が吹き込まなくなる効果的な対策はありません。
・・・なんかすいません。でもできないものはできないって言わないとね。もし同業さんでいい方法ご存知だったら教えてください。
手っ取り早く床や屋内が濡れないようにするには、雨風が強い日は窓の下にタオルを詰めておくか、雨戸やシャッターがあるならそれを閉めるようにすることです。
そもそも吹き込む原因は
雨が吹き込む窓は基本的に引違い窓だと思います。
2枚(中には3枚や4枚)の窓が前後に並んでいて、横に動く窓。一番オーソドックスな窓ですね。雨が降ると、窓に当たった雨がレールまで伝うように落ちてきます。伝った雨はレールにある排水弁を通じて、外へ流れるようになっています。
ただ、雨風が非常に強く、排水スピードよりも降雨量の方が多い時はレールの上に雨水が溜まってしまいます。その時に強く風が吹くと、溜まった薄いがレールを乗り越えて屋内に侵入してしまいます。
この現象は古いサッシほど起こりやすくなっています。昔のサッシには上記の排水弁がなく、レール両端にある切り欠きからの排水のみで処理しているものもあります。
また、新しいサッシだから100%完全に吹き込まないというわけではありません。新しいサッシほど排水に考慮された商品がでていますし、気密材が入っていて雨水が入りにくい構造になっていますが、新しい住宅用のサッシほどレールの段差を小さくしようとしています(と、サッシの断面を見ると私は感じます。)考慮をしてあっても、許容の水量より多くレールに水が溜まって風が吹けば吹き込んでしまうと思います。
ただ、吹き込みの相談をいただいた窓で比較的新しい窓というのはありませんでした。新しい窓はちゃんと吹き込みにくくなっているということだと思います。
改善策
古い窓で、あまりにもひどい場合は窓のリフォームをオススメします。マドリモやサッシのカバー工法でのリフォームであれば、壁や床を傷めずにリフォームが可能です。
ビル用のサッシであっても、リフォーム商品があります。
下の図はYKKのビル用の改装商品GRAF工法のカタログに載っていたものです。
ビル用のサッシにもこのような配慮をした商品も出ていますので、非住宅の建物でも窓リフォームでの改善が可能です。
リフォームの際、できるものなら雨戸やシャッターがついたものへのリフォームをオススメします。雨風を窓の外で受けてくれるので、屋内への侵入の可能性は格段に減ります。
手っ取り早い解決策を提示できないのに最後までお付き合いいただいてありがとうございました。なんかいい方法が見つかったらお知らせいたします!