皆様おなじみの、気比神宮前の「フルーツのみやがわ」さんです。築40年になります。台風21号以来、シャッターの開け閉め時にドエライ音がするようになりました。先輩から「三和シャッターに言ってあるから直してくれ。」との依頼でした。先輩の言われることなので、「ハイハイ。」とお引き受けしたのですが、調査をしてビックリです。
入口のサッシの上を通り過ぎて天井裏に収納される形でのシャッターだったのです。
こんなふうに、天井裏に収納されていました。
これを取り替えようと思いますと、天井、入口のサッシ、入口サッシの両側にある石貼りの柱、おまけにアーケードまで解体し、復旧しなければなりません。実際には金額は出していませんが、ドエライ金額になると思われました。1級建築士の友人にも相談し、苦肉の策でこんな風に現場を進めました。
まず、古くなった看板は要らないとのことでしたので、看板を撤去しました。そしたらこんな下地が出てきました。
この鉄板を取り外し、新たなシャッターの下地を取り付けることにしました。既存の重量シャッターの心棒は、人力では取れないような重さがあるとのことでしたので、天井裏に残すことにしました。(アーケードがあって重機を使うこともできません。)スラットの部分は切断して全て取り外しました。
写真のように両端のFIXの部分を残し、上部、サッシの帆立部分に補強を付け、開口を小さくすることで新しいシャッターを取り付けました。もちろん防火の関係で、FIX部分のガラスは網入り透明に交換しました。
そのFIX部分にYKKのシンプルモダンスクリーン(台形型格子)を取り付け、少しイメージが変わったと思います。
夜の感じはこんな感じ。
内から見るとこんな感じです。
店舗の2階に住まわれている元オーナーは、「シャッターを開けても静かなので、わからなくなった。」と喜んでいただきました。これでご近所迷惑もなくなったと思われます。
毎度ありがとうございます。