年号が令和に変わって早いもので１ヶ月が経とうとしています。どーしてもコレは今月中にブログにしておきたいっ！って思いながら、追い回されるようにバタバタした生活をしていたら、今月があと数日で終わってしまう日まできちゃいました（汗）
こんにちは。福井県敦賀市 イワイガラスの５代目 岩井達也です。
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命の節目が重なった令和の初日
令和が始まった５月１日。岩井家では大きな出来事が２つありました。
午前６時３７分に僕のおばあちゃんが亡くなり
その数時間後
午前１０時１２分に僕の第一子となる男の子が生まれました。
僕は、生まれ変わるようにして生まれた、というよりは、なんだかこの日に合わせてバトンを渡すようにおばあちゃんが亡くなったような気がしています。
今日はちょっとそのおばあちゃんのお話を。
イワイガラス３代目の時代を切り盛りしてきたおばあちゃん
僕のおじいちゃん（３代目）は戦争を経験しており、終戦を海防艦占守（しむしゅ）の上で迎えています。戦争でとても大変な思いをしてきたおじいちゃんは、バリバリ仕事をするというわけではなく、どちらかというとのんびり仕事をする人だったと聞いています。
のんびりしたおじいちゃんだったので、おばあちゃんは経理や事務もしながら、ガラスを切ったり網戸を張り替えたり、工場の中の仕事もしながら、この時代のイワイガラスを切り盛りしてくれていたそうです。
余談ですが、このおじいちゃんとおばあちゃんとの思い出を。いくつかあるんですが、１番僕の印象に残っているのは小学校４年の時の祖父母参観の時。山田先生が担任で、算数の授業で面積について初めて勉強する日でした。
教室の後ろのど真ん中のイスに早い時間から座っていた２人。じいちゃんはハイテンションで大きなヒソヒソ声で僕に話しかけてくるし、ばあちゃんは「やめときねって！（やめなさいの敦賀弁です）」って小声でおじいちゃんの袖を引っ張ってました（笑）
んで、緊張してる先生が黒板に３ｃｍ×２ｃｍの四角を書いて、
「この四角の『面積』というものの求め方を学んでいきますよ～」
って言ったらおじいちゃんが、
「先生！ここにいるじいさん、ばあさんはちゃんと求め方わかってますから！」
って言い出して・・・
「じゃあ（苦笑）この面積がわかる方いらっしゃいますか？」
って先生が言うと、ハイっ！！て１人手を挙げて、ビシッと気をつけして、
「６平方センチメートル！（ドヤ顔）」
先生：「正解！！」
全員拍手で、僕とおばあちゃんだけ顔面真っ赤でうつむいていた、ってことがありました（笑）
おばあちゃんのような強さと優しさを持った人に
真面目で正義感が強く、曲がったことが嫌い。会社を切り盛りしていたと言っても、チャキチャキした感じではなく、すごく穏やかで誰よりも優しいおばあちゃんでした。
子供が生まれてくる日を選んだのも、おばあちゃんの優しさだったんじゃないかなって勝手に思ってます。
奥さんは帝王切開での出産が事前に決まっていまして、産婦人科さんから５月１日に手術をしましょう、とお話をもらっていました。おばあちゃんは、昨年末に２回目の脳梗塞が見つかり、それからは点滴のみで５ヶ月間もがんばってくれました。
手術がうまくいくように、無事に生まれてくるように、おばあちゃんが守ってくれようとしたんじゃないかなって。
おばあちゃん、今までありがとう♡この子がおばあちゃんみたいな強さと優しさを持った人になってくれると嬉しいな♪
ということで令和初日からいろんなことが重なった岩井家です。
現在奥さんは育児、僕は仕事と家事とちょこっと育児で超絶バタバタしていますが、家族のサポートのおかげでなんとか頑張っておりますー！
６代目のためにもより一層ガンバリマス♪
かねてよりお付き合いをいただいておりました皆様には、祖母が大変お世話になりました。
これからのイワイガラスも、祖母が作ってきたような誠実な会社を作って参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
