いつも僕のブログを見てくださっているみなさん、ありがとうございます。ごめんなさい、今日は僕にとってとても大切な高校生へ向けてブログを書かせてもらいます。
いまの日本の状況は、みんなより少し長く生きている僕にも経験したことがない事態になっています。僕もこの状況がいつ落ち着くのか、もっと言えば明日の状況がどうなっているかすら全くわからない。みんなは突然学校生活や大好きな野球を大人の判断で取り上げられて、辛いし不安だし焦っていると思います。夏まで100日切ってるんだもんね。ムリはないよ。でも、大人の判断で野球を取り上げられているのは、みんなやみんなの大切な家族を守るためであるということはまず理解してほしい。
毎年やってる練習ができない、準備ができない、こんな事で夏に思ったような力が出せるのか、後悔はしたくない・・・。いろんな思いが浮かんでくるよね。
でも、本当にいまできる事は何もないかな?集まって練習はできないけど、普通に部活してたらできない事もたくさんあると思うよ。
例えば、みんなは自分の身体を思うように、思った形に動かす事がどれだけできるかな?
自分の身体が写る鏡や窓の前に気を付けして立って、目をつぶって。身体の真横にまっすぐ両手を上げて、水平だと思う所で止めてみて。目を開けて、自分の腕は水平にあがってる?そのまま90度横を向いて。腕の位置は身体の真横かな?
案外できてないんじゃないかな?
腕だけじゃなくて、足の動きや身体を捻った時の自分の形、モノマネをした時の形って自分が思った形になってるか、考えた事あるかな?
壁や補助を使わずに逆立ちができるかな?
できないのであれば、立つ事は意識しなくてもできるのに逆立ちはなぜできないんだろ?立ってる時の重心の位置や、足の裏のどこで重さを感じてるか、どう力が分布してるか考えたことあるかな?
立ってバンザイした時と真逆になるだけ。できない自分はどこが違うか考えることは、身体の使い方の練習になるんじゃないかな?
逆立ちができるなら、思うように前や後ろに歩いたり止まったり、ジグザグに歩いたり自由に動けるようになってみよう。
逆立ちしてみて、案外体幹の筋肉疲れるんじゃないかい?身体の軸を保つために必要な筋肉が、普段あまり動いてないってことじゃないか?
逆立ちは背中や肩の細い筋肉が痛む時はムリしないようにね。
過去に怪我をしたり、痛めてしまった部位はないかな?なぜそこを痛めてしまったか、原因をしっかり説明できて、どんな対策が必要か友達に教えてあげる事はできる?
二度と同じ怪我をしないために、自分でまず理解できているかな?自分がわか?だけじゃなくて他人に伝える事ができる能力って、社会に出た時や子供に野球を教える時にすごく役に立つよ。1つの怪我をマニアックなまでに勉強することで、違う怪我の予防にもつながる事があるよ。
とりあえず身体の動かし方、逆立ち、怪我の勉強、3つ書いてみたけど、この3つを1日合計1時間の時間をかけて、真剣に取組むだけで5月7日までの、33日間でそうとうな経験値が積めるよ。逆立ちや怪我の勉強なんて、学校あって検定もあって、部活もやってる中じゃなかなか時間取れないよね。今いい時間があるんじゃないか?
この1か月を、悲観して、焦って、不安で辛い時間にするより、この時間を使ってできることを増やす、磨くって時間にあてれば、みんなの個人のパフォーマンスをあげる事はできる。
先生から過去にもらったヒントや課題、解決しないまま置いてあるものもあるんじゃないかな?じっくり考える時間もある。次に先生に会える日までに答え出して聞きに行くのもいいね。
最後に自分の高校生の時の話をします。僕は高3の4月16日の練習で、バッティング練習中に肋骨を3本折る怪我をしました。全治1か月〜2か月と言われて、投げる、打つは禁止。痛みが消えるまでは全力疾走も禁止。
実際に痛みが消えて野球できるようになったのは6月の終わりでした。
あの時間はほんとに辛かった。でも今みんなはそれ以上の辛さを経験しているのかもしれない。何も打開策を出せず、申し訳ないと思います。
でも、何かにモチベーションを持ってもらいたいと思ってこのブログを書いてみました。
大人になっても、思うようにいかない事、納得できない事はたくさんあります。逆境の中、心を折らずに踏ん張って目標に向かう事は、大人になった時にとても大きな財産になるよ。団体競技の野球ならなおさらな事。これはちょっと人生の先輩である僕が確信を持って言える事。
一所懸命だった分だけいまの現実は辛いしショックだと思いますが、ほんの少しでも読んでくれたきみの心が軽くなるといいなと思います。
また野球が始まったら、週末はお手伝いに行くね。マシンの様にバッピさせるも良し。人数合わせで空いたポジション守らせるも良し。おっさんは馬車馬のように頑張る所存です♡笑