先日、高校で一緒に野球をした同級生の小柳と飲みに行きました。高校時代仲が良くて、毎朝一緒に自主練習していたパートナー。彼と飲みながら仕事について、真面目な話をするようになるとは思いませんでした。って
僕ノンアルですけどねー!!!
結婚式でぶっ倒れて、反省の意味をこめて1年間の禁酒を始めて、10ヶ月が過ぎました。ぶっ倒れたのはこの小柳の結婚式wそんなぶっ倒れたブログはこちら→コヤと彩さんの結婚式♡
いやー、しかしなんだ。アレだね、小柳よ。
その節はスマン。
お酒解禁したらまた行こう♪
さて、今日は健康な家づくりブログ第7話。日本の健康寿命と断熱性能の関りについてちょっと書いてみます。
平均寿命、健康寿命も世界1位ですが・・・
日本の平均寿命が世界で一番長いというのは、ご存知の方も多いと思います。健康寿命という言葉はご存知でしょうか?日常生活において制限の無い期間をさします。制限というのは、継続的な医療・介護に頼ることをさします。日本は毎年この平均寿命、健康寿命ともに世界で1位、2位を争っています。
日本の平均寿命は、男性が80.98歳 女性が87.14歳。
また、健康寿命は、男性が72.14歳 女性が74.79歳。
あくまでも平均の話ですが、男性は約8年間、女性は約12年間医療や介護に頼った生活をしているということです。男性の場合、65歳の定年を迎えた後、元気に旅行や趣味を楽しめるのは約7年ほどということになります。
不自由な生活の時間が長い、自由に動ける時間が短い、と感じる方も多いと思います。平均寿命も健康寿命も、毎年少しずつ伸びていっていますが、この2つの差は縮まっていません。これに伴い、医療費がどんどん増加する問題も起きています。
今後この健康寿命を伸ばす要因はたくさんあると思います。その中のひとつに、住宅の性能アップがあると思います。医療や介護の技術は世界でもトップクラスですが、これまで少しずつ書いてきたように、日本は住宅の性能は遅れをとってきました。家を暖かくして、体にかかる負担を小さくすることで、日本の健康寿命は伸びるはずです。
気付かない所で体にかかっている低温による負担
以前書きましたが、近畿大学の岩前先生の調査で、暖かい家に引っ越した人で、健康状態がアップしたと答えた人がほとんどだと書きました。
これらの症状と同じように、暖かい家に住むと高血圧の方の症状が緩和されるという結果もでています。こちらは2016年の福井新聞の記事です。
・・・60~70代の男女計30人が、断熱性能に差をつけた3種類の部屋に1泊し、室内の温度環境や、参加者の24時間血圧や脈拍の変化を調べた。
(中略)
日中を中心とした活動時間帯の再考血圧は、最も断熱性が高い部屋で過ごした場合、最も断熱性が低い部屋より平均3.1ミリHg低かった
高齢者は寒さによる刺激に弱く、欠陥の収縮による血圧上昇を招きやすい。断熱で刺激が小さくなったことで、血圧が低くなったとみられる。
この他に、足元付近の室温が20℃から10℃に下がると、血圧は9mmHg上昇するというデータも出ています。
暖房してない部屋に入って、「寒い」と感じる人はいても、「お、おれ血圧あがってんな」って感じる人はほとんどいないですよね。ヒートショックのような大きな血圧変動ではありませんが、トイレへ行く時や台所へ行く時には、知らないうちに温度に合わせて血圧が昇降しています。その小さな昇降も長年続けば、また年をとれば大きな負担になります。
このように温度差の小さい家、冷えにくい家に暮らすということは、知らないうちにかかっていた負担を小さくすることができます。それ以外でも、暖かい家になれば冷えによる足腰の痛みも軽減しそうですよね。肩が痛い、関節が痛いというのも体の冷えから来るものもあります。家の中で温度差を小さく保つということは、気付かない部分でも健康に改善が見られるわけです。
家を建てる時、直す時は間取りやデザインだけではなく、こういった目に見えにくい部分にも注意しながら検討を進めていただければと思います。