高校野球が３度の飯より大好きな、㈱高山興業の大味氏の依頼で、ツルガ薬局市野々店の改装工事をさせていただくことになったのは、昨年の１０月のことでした。店舗の中の薬剤室が手狭になったことと、店舗の横に新しい県道の工事が始まるのをきっかけに、図のような改装工事を行うことになったのです。医療関係機器のメーカーさんの図面を元に薬剤室の工事から始めました。ツルガ薬局さんは、ほぼ年中無休のため、閉店後の２０時頃からの仕事開始の日が多かったですが、薬剤室に関しては仮囲いをさせていただいて一気に進めました。
上は、仮囲いの様子と薬剤室に機器が入る前の状態です。
仮囲いをはずして、新しい受付カウンターを設置しました。薬剤室の中には機器がセットされています。また、床も白いタイル調の物だったのですが、木目調の長尺シートを全面に張り替えました。４回くらいに分けて、陳列棚を移動しながら行いました。
上記の写真は、工事が進行するうちに木製の商品陳列棚が追加になり、納めさせていただきました。オリジナルな物なので、いろんな製品を組み合わせて製作しました。
店舗の内装工事は、ここでしばらくお休みしました。
次は、いよいよ新しい入り口の取り付けです。新しい薬剤室が使える状態になったので、元の薬剤室の壁をぶち抜いて、新しく入り口を取り付けました。もちろん、建物の強度が落ちることがないように、建築士さんに(同級生ですが）確認して工事を行いました。店舗内は新しい薬剤室を作った時の仮囲いを再利用しました。
元の薬剤室の入り口です。くすりと赤い字で書いてあるところが入り口でした。このあたりの壁も取り払いました。
解体前の薬剤室の内部です。棚、壁、天井全て取り払いました。
薬剤室の部分を風除室のように使う提案をしました。仮囲いをして、内部を解体し、室内側の自動ドアのサッシを取り付け、ガラスを入れて施錠できるようにしてから、外部の壁を解体し、外部側の自動ドアのサッシを取り付けます。仮囲いをはずして、店内と風除室の中の仕上げを行います。
風除室の中はこんな感じで仕上げました。電気の大元がある関係で動かせない部分があるので、その部分はパーティションで囲いました。
こんなことをやりながら、道路工事に伴う仕事で大きな看板の移設もありました。看板屋さんに施工していただきましたが、「どんな仕事も大変やなぁ。」とつくづく感じました。
私共も大変でした。暑い夏の間中、外壁の工事を行いました。あまりの暑さで施工中の写真は残っておりません。毎日レモンの輪切りがのった氷のアイスを食べながら、東面、南面をＹＫＫのアルカベールを貼りました。
施工前 
施工後
施工前 
施工後
最終的には新しい入り口にポリカグリーンを使ったＧテラスとポリエチレン発泡樹脂タイプのフェンス材を使って目隠しフェンスを取り付けました。
最終的にはこんな感じになりました。いろんなことをさせていただいて、また少しは賢くなった気がします。今後の現場にも活かして生きたいと思います。
今日の現場の写真です。北面、西面は塗装工事を主体に改修しました。
店内もゆったりした空間になりました。
上の写真は、新しい入り口から新薬剤室を見た感じ。青い柱はデザインフィルムを製作し、貼りました。子供さん向けの優しい絵となっています。
上の写真は、薬剤室から新しい入り口（東面の）を見た感じです。
何期にもわたっての工事でしたので、時間がかかりましたが、いろいろ経験させていただきました。
おまけに東面の外壁工事をしている時に、正面玄関に車が入る事故があったので、正面玄関のサッシも取り替えました。この関係で外壁工事が少し遅れました。
信頼していただいて、工事を任せていただいたことに感謝いたします。
また、仕事を通じて「コンクレバン」という漢方薬（？）をご紹介いただき、
こんな忙しい毎日にもかかわらず、安定した血圧を取り戻せたことにも感謝します。ありがとうございました。
