こんにちは。
福井県敦賀市 イワイガラスの5代目 岩井達也です。
8月になりましたね!
7月の後半から学校では夏休みに入りました。
その夏休みを利用して学校の窓ガラスに飛散防止フィルム、日射調整フィルムを貼る仕事をしている5代目です。
現場に常駐する必要があるため、なかなかリフォームの現場記事が書けません。
ですので、今日はゼロエネ住宅について紹介させていただきます。
昨年、イワイガラスでは『住宅のゼロ・エネルギー化推進事業』の補助金の採択をいただいてゼロエネルギー住宅の新築工事を設計・施工させていただきました。
T様邸。今日お隣のご両親のおうちのガラス修理に伺った時に撮った写真です。
ホームページリニューアルに合わせて、ゼロエネ住宅の紹介ページもつくりましたので、よろしければそちらもご覧ください。
「ガラス屋が新築なんてできるんか!?」
と言われそうですが、窓の専門家としてやってきたからこそ断熱・気密の大切さをよく知っています。
家の断熱性を上げるには、気密性をあげるには、ということを勉強していく先で国がゼロエネルギー化事業を進めていることを知りました。
ゼロエネ住宅とは、家を高断熱・高気密化して使うエネルギーをできるだけ小さくし、太陽光発電パネルなどを使ってエネルギーを創り、使うエネルギー<創るエネルギーとなる住宅です。
単に太陽光パネルをたくさん載せればいいというものではありません。
『太陽光パネル15kw搭載で光熱費が〇〇年間タダ!』という広告を見かけますが、昨年建てたこのT様邸は6kwのパネルしか載っておりません。
より断熱を強化していけば更に小さいパネルで済ませることも可能です。
ちなみにこのT様邸のスペックですが、
Q値:1.97W/(㎡・K) UA値:0.52W/㎡・K ηA値:1.5 C値:0.40c㎡/㎡
です。なじみの無い数値なのでわかりにくいですね。
今はこうして断熱性能と気密性能を数値化して比較することができます。
また、計算をして住宅の燃費を出すこともできます。
「普通の家より高気密、高断熱化するなら高くなるんでしょ!?」
という声が聞こえてきそうですが、当然同じ大きさの家を建てるなら当然イニシャルコストは上がります。
ですが、私は安くてできるだけ大きな家を建てる という考え方はもう終わったと考えています。
大切なのは大きさではなく、断熱性・気密性を上げることによる快適さと30年、40年間かかってくるトータルコストだと思います。
ちょっとイニシャルコストを上げて、もしくはちょっと我慢して面積を小さくして、ローンを払い終えた時のトータルの支出が安く収まるのがこれからの住宅です。
イニシャルコストとトータルコストがどう変わってくるかなども今後紹介していけたらと思います(^^)