さて、前回紹介したYKKAPのAPW430krとLIXILのサーモスX。
それぞれの特徴を数点ずつ紹介します。
YKK APW430kr
・数値が低いほど高い断熱性能を示す熱還流率が抜群に低いです。おそらく国内のサッシでは現時点での最高値かと思います。
・枠も含めてすべて樹脂製です。
LIXIL サーモスX
・熱還流率1.05はAPW430krに次ぐ数値。十分な断熱性を備えています。
・枠は全て樹脂製ではなくアルミも使用している。
樹脂はアルミよりも熱を通しません。だから完全樹脂サッシであるAPW430krの方が断熱性能は高いわけです。
しかしこの完全樹脂というのが諸刃の剣のようなもので、樹脂というのはプラスチックのような性質です。
割れてしまう可能性があるわけです。また、強度が低いためカバー工法のようなリフォームができません。枠が割れてしまった場合は外壁を傷めずに修繕することはできないのです。
サーモスXは断熱性能の数値でやや劣るものの、枠はアルミ製ですので万が一の時はカバー工法で修繕ができます。
よりお金をかけず、不便なく修繕が可能なわけです。
と、いうことで最新の住宅サッシについての紹介と私なりの見解を書いてみました。
また気になる商品があれば紹介したいと思います。