こんにちは。福井県敦賀市 イワイガラスの５代目 岩井達也です。
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カーポートの倒壊が相次いでいます
昨夜、とある総会の懇親会でも同じような話が出たところですが、今朝の福井新聞ニュースにこのような記事が出ていました。
このような積雪によるカーポートの倒壊が相次いでいます。記録的な大雪となった福井県の嶺北地方。坂井市から毎日出社をしてくれているイワイの職人さんも、「こんな雪の降り方は初めて経験した」と言っていました。
皆さん、まずはご自宅のカーポートの耐積雪量を確認して、記事にあるように安全に、早めに雪下ろしをしてくださいね。
カーポートの耐積雪量は、カーポートの部材の見えるところに書かれていると思います。
折板型のカーポートなら梁に書いてあるメーカーが多いです。
ポリカ屋根のタイプのカーポートは特にご注意を
福井新聞ニュースに出ている写真のカーポートはポリカ屋根型のカーポートです。
屋根が透けて見えるタイプのやつですね。このタイプのカーポートの方は本当に至急対応をしていただきたいと思います。
こちらはＹＫＫというメーカーのカタログ。
耐積雪ごとにどんなデザインがあるかを書いたページなんですが、ポリカタイプのカーポートは積雪５０ｃｍまでのものがほとんどです。特にアーチ型のポリカ屋根の商品は全て５０ｃｍまで。メーカーが違っても、概ね同じような積雪荷重になります。こちらを参考にしていただいて、ご自宅のカーポートを確認してみてください。
ニュースにも書かれてますが、アーチ型だから自然に雪が落ちる、という認識は誤りです。乾雪の場合はなかなか落ちてくれません。しかも今回の大雪では、雪が落ちる部分に雪が積もっていて、屋根の雪が落ちてくれません。
そもそもを言えば、福井県で積雪５０ｃｍ程度のカーポートを施工する時点で間違いです。２０ｃｍのものなんて論外なんです。これから施工を考えている方はご注意ください。
アルミという材質は、耐久性が高く、加工性がいいものです。ですが、限界耐力を超えたら一気に破断、変形が始まります。じんわり時間をかけて崩れていくようなものではありません。
現在のところ、人的な被害は出ていないと思いますが、車に乗ろうとしたタイミングや、お子さんがカーポートの下で遊んでいるタイミングで起きれば、最悪の事態になります。
この日曜、月曜はまた雪が降るようです。『うちは大丈夫』なんて思わずに、早めの確認、対応を。
追記：また、福井県の雪は湿っていて重たい雪が降ります。書かれている積雪量は乾雪の場合です。少し余裕をみて早めに対処してくださいね。
