家の熱が一番逃げていくのは・・・

敦賀市内でやく30センチの積雪。福井市の方や美浜町の方はもっと多いそうです。僕は今朝、

「たっちゃん、雪が結構積もってるよ。(だから早く起きて除雪しておいで)」

っていう奥さんの心の声を聞きながらいつもの1時間前に起床。目ざし帽かぶってフォークリフト運転してました。

あったかいんだぜ♡あ、真似してもらって、不審者扱いされても僕は知りませんからね。

どうも。福井県敦賀市 イワイガラスの5代目 岩井達也です。

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さてさて健康な家づくりブログ第8話。暖かい家に住んだほうがいいよっていうことを前回まで書いてきました。じゃあ寒さに対する家の弱点はどこ?どういう改善方法があるの?っていうことを書いていきたいと思います。

弱点はのメインは窓

第2話で書きましたが、熱の出入りが一番多いのはガラスです。夏は家に入ってくる熱の70%、冬は家から出て行く熱の50%が窓からだと言われています。

この図を見たことある人もいると思います。YKKのHPから引用してます

ちなみにこの絵、窓はアルミサッシとペアガラスの組み合わせである時の割合。平成11年の省エネ基準だと思ってください。単板ガラス(ガラスが1枚だけで構成されている窓)の場合はもっと数字が大きくなります。この寒い季節、皆さんの家の壁と窓ガラスを触ってみるとどちらが冷たいですか?あまり差がないよ、という方はごくわずかだと思います。

うちの窓はペアガラス入れとるで大丈夫!って思ったそこのお父さん。それは10年以上前のお話。壁と窓ガラスを触ってみて、ガラスが冷たい!と感じたらそれだけ冷気が伝わっている証拠です。

今は完全樹脂製のガス入りトリプルガラスサッシの需要がだんだん増えているようで、LIXILさんからは5層ガラスの樹脂サッシ レガリスっていう国産最高レベルのサッシもあります。(←リンク貼ってあるので興味がある方は見てみてください。)

プチリフォームで窓を寒さに強くするには

新築する際やガッツリ解体からやるようなリフォームをする人は、壁や床の断熱工事をしっかりして、樹脂窓やアルミ樹脂複合窓でガス入りガラスのサッシとかにしてくださいね。もちろん予算なんかにも左右はされますが、これまで健康な家づくりブログで書いてきたように、見えない部分ですがしっかり考えていただきたいと思います。

ガッツリしたリフォーム以外で、窓の寒さをなんとかしたい!という方には、以下のような方法があります。

①窓だけを高断熱の窓にリフォーム

(YKK:マドリモ LIXIL:リフレムⅡ)

内窓の取付け

(YKK:プラマードU LIXIL:インプラス、インプラスウッド

③ガラスを真空ペアガラスやペアガラスに交換

色が変わっている部分には、当社の施工のブログをリンクさせています。気になった工事は見ていただけたら嬉しいです。( )の中は各メーカーの商品名です。

①→②→③の順番で金額が高い→安いとなると考えていただければいいかと思います。

この中で、費用と効果を考慮して僕がオススメしているのが②の内窓。

コイツのデメリットは、

1.屋内側にもう1つ窓が出てきて開閉の手間がかかること

2.内側に窓が付いて見た目が悪くなることがあること

この2つさえ納得いただけるのでしたら、費用対効果は高いと思います。

工事のリピーターが一番多いのもこの内窓で、「寝室に付けたら暖かくなったから、リビングも」っていうお客様は結構多いです。

樹脂製の枠である上に、既存窓と内窓に空気層を作ることができます。窓の断熱性能で重要になるのが、熱伝導率と空気層なんです。ある程度の幅までの空気層は、対流が起こらず熱を伝えにくいんです。

①は選ぶ窓やガラスで効果が変わります。樹脂窓などの高性能窓を選べば、効果はかなりありますが費用も比例して高くなります。工事も内窓ほど簡単ではありません。

③はあまりオススメしていません。リンク先のブログにも書いてありますが、窓枠自体の断熱性能が上がらないためです。アルミはよく熱を伝えますからね。

窓に払う光熱費と体にかける負担を減らす窓リフォーム

最初に書きましたが、平成11年の省エネ基準以前の家では、窓から逃げる熱は50%を超えます。ちょっと極端ですが、部屋を暖めている費用の半分が窓から出て行っているとも考えられませんか?また、これまで健康な家づくりブログで書いてきたように、窓の性能が悪いとそれだけ体に負担もかかります。

窓だけのリフォームで部屋全ての表面温度が上がるわけではありませんが、弱い部分から狙いを絞ってリフォームをするのが効率的ではないでしょうか。

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